本年度も残りわずかとなりました。
本日28日の午前中をもって、松代歯科医院の診療を終了いたします。
今年も沢山の方々にお世話になり、ありがとうございました。
来年も、宜しくお願い致します。
新年度は、1月5日からの診療になります。
よいお年をお過ごしください。
本年度も残りわずかとなりました。
本日28日の午前中をもって、松代歯科医院の診療を終了いたします。
今年も沢山の方々にお世話になり、ありがとうございました。
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カテゴリ 松代歯科日記
口の中に入れた食べ物がある程度の硬さのものであれば、私たちは自然に咀嚼をはじめます。咀嚼では、「砕く」と「すり潰す」という2つのことを行っています。
ほぼ同時に行っていますが、咀嚼しはじめの頃は「砕く」のほうが中心で、徐々に「すり潰す」ほうへ移っていきます。
砕くためにはある程度の力が必要です。そのため、下あごをしっかりと動かして食べ物に力を加えています。このとき、厳密には斜めの方向に力を加えており、下あごの動きは単純な上下運動にはなっていません。
一方、すり潰しは「する」という言葉通り、上下運動よりも横方向の動きが中心となってきます。そのため咀嚼が進むにつれて、下あごの上下の動きは小さくなってきます。
咀嚼はあごの運動だけでは成り立ちません。まず、くちびるを閉じて、食べものが外に逃げないようにします。そして、舌を使って食べ物を上下の歯の間に移動させます。そのとき、食べものが歯列の外側にまでいかないように、頬が壁となっています。これを咀嚼のあいだ繰り返しますが、その間舌はこの砕きすり潰されていく食べ物と唾液とを混ぜる役割も果たしています。ちょうど餅つきの手水をつけるイメージですね。
このようなくちびる、舌、頬、あごの協調運動の成果により、ある程度柔らかく滑らかにまとまった状態になり、咀嚼は終わります。
歯が抜けているなど上下の噛み合わせがないところが増えると、咀嚼できる面積が少なくなり、咀嚼の効率は悪くなります。また、痛みがあってうまく舌や頬、あごを動かせない場合には、力を充分に発揮できないだけでなく、協調運動のリズムが乱れやすくなり、咀嚼しずらくなります。
咀嚼がうまくできていない気がするというかたは、一度、歯科医師に相談してみましょう。
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