歯磨き剤の配合成分って?
歯磨き剤のパッケージの表示を見てみましょう。
薬用成分…フッ素や殺菌剤など、歯磨き剤の目的に合わせて効果を高める有効成分が配合されています。
研磨剤…歯の表面を傷つけずにプラークや着色を落とし、ツルツルにして汚れの再付着を防いで、本来の白さを保ちます。
香味剤…歯磨き剤を使いやすい味にし、使用後の爽快感を演出します。
発泡剤…歯磨き剤の成分を口の中に効率よく拡げ、汚れを浮き上がらせて除去しやすくします。
使い方にはコツがある。
Point①使用量は少なすぎず多すぎず。
使用量が少なすぎると効果が上がりません。また極端に多いと歯磨き剤が気に なってつい口から早めに出したくなってしまいます。
使用量に迷ったらお買い求めの歯科医院にお尋ねください。
Point②うがいをしすぎない。
歯磨き後のうがいは、ていねいにしすぎないようにしましょう。口の中のフッ素濃
度が下がってしまいます。大人の場合、コップ3分の1程度の水を使って2~3回
簡単なうがいにとどめます。お子さんの場合は、コップ4分の1程度の水が目安
です。
Point③特に就寝前にはしっかり歯磨きを!
就寝中は唾液の分泌が少なくなり、唾液による浄化作用と再石灰化の作用が低
下します。そこで就寝前のていねいな歯磨きと、フッ素を使った虫歯予防が大切
です。就寝前の歯磨きで有効濃度のフッ素がお口の中に残れば、唾液に流され
ることも少なく、朝までフッ素が効果的に作用してくれます。